フォーラム富山     「創薬」
第10回研究会

日時 : 平成15年5月29日(木) 15時00分〜18時30分
会場 : 名鉄トヤマホテル 3階


 
富山医科薬科大学では,5月29日(木)にフォーラム富山「創薬」を開催した。

 このフォーラムは,産官学の研究を紹介し,情報交換や交流の促進を図っているものであり,今回の研究会では「肝と栄養−創薬に向けて」をテーマに,大学や製薬会社の研究者,医療関係者,県関係者など約160名が参加して活発な討論が行なわれた。

 研究会では,本学医学部渡辺教授をコーディネーターに,医学部高原助教授が「肝繊維化の分子機構と治療薬開発の現状」,また和漢薬研究所の濱崎教授は「脂肪酸と行動異常」と題して,ドコサヘキサエン酸(DHA)が行動に与える影響について発表した。そのほか肝疾患の発症過程や治療薬の開発などについて研究成果が紹介され,大いに関心が寄せられた。最後にカネボウ株式会社から,漢方薬を中心とした製品開発や多様化する顧客ニーズ対応の取組みが紹介された。
 次回研究会は平成15年9月18日(木)名鉄トヤマホテルで行われる。


−プログラム
フォーラム富山「創薬」
第 10 回 研 究 会
日時  平成15年5月29日(木)     15時00分〜18時30分
場所  名鉄トヤマホテル 薫風(3階)(富山市桜橋通り2−28)
講演  テーマ『肝と栄養−創薬に向けて』 (※各講演の概略は題名をクリックしてください)
       コーディネーター:渡辺明治(富山医科薬科大学医学部第三内科学教授)
      「肝繊維化の分子機構と治療薬開発の現状」(15:00〜15:30)
            高原 照美  (富山医科薬科大学医学部・第三内科学 助教授)

      「脂肪酸と行動異常」(15:35〜16:05)
            濱崎 智仁  (富山医科薬科大学和漢薬研究所・臨床利用部門 教授)

−−−−−−−−休  憩(16:10〜16:20)−−−−−−−−

特別講演 「ラクトフェリンによるウイルス肝炎の治療」(16:20〜17:10)
            田中 克明   (横浜市立大学市民総合医療センター・
                                        消化器センター内科教授)

       「マイクロアレイ法を用いた肝疾患用医薬品の開発」(17:20〜18:00)
         1.C型肝炎ウイルスに特異的な抗体遺伝子の同定と抗体医薬品
              清水幸裕 (富山医科薬科大学医学部・第三内科学 講師)

         2.肝疾患治療をターゲットとした和漢薬のトランスクリプトーム研究
              金山晋治 (ニッポンジーン・研究試薬部長)

会社紹介
  「カネボウ株式会社漢方ヘルスケア研究所紹介−美と健康領域での展開−」(18:05〜18:30)
            与茂田 敏 (カネボウ(株)漢方ヘルスケア研究所製品開発第2研究グループ長


 お問合せ先
  フォーラム富山「創薬」事務局
    富山医科薬科大学 業務部研究協力課内
    TEL:076(434)7142
    FAX:076(434)4656
    E-mail:kenkyo@ms.toyama-mpu.ac.jp

第9回研究会の模様
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